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飼うなら最期まで一緒に、幸せに

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高本 このプロジェクトは、国連大学前で行われているファーマーズマーケットで大谷さんとお会いして、それぞれに犬に対する想いを語り合う中で、僕たちが取り組んでいるONE LOVEと大谷さんがテーマにしている「老犬との暮らし」がどちらも終生飼育に通じるというところから始まりましたね。

大谷 私はこれまでに、自分1人の責任で飼った犬を3頭見送っているんです。1頭目の時には、犬が老いていくことに対して恐怖感でいっぱいでした。7~8歳になると獣医師さんやトリマーさんから「もう老犬ですね」と言われるようになって、とても戸惑いました。そんな気持ちの中でその犬は最期を迎えて・・・。亡くなる3日前に撮影した写真があるんですが、その顔がまるで天使のようなんです、すべてを受け入れて、本当に穏やかで。一緒に暮らした11年間で一番かわいい顔をしているんですよ。そんな表情を見ると、今でも感謝の気持ちと更なる愛情が溢れてきます。

DSC_1453.JPG そんな想いで飼った2頭目には、少しでも良い時間を過ごして欲しいと思い、東洋医学やレメディー、ホリスティックケアなど、何でもやってあげられることがあれば取り組みました。周りの支えや情報のお陰もあって、私自身が老犬介護を楽しめるようになったんです。亡くなったときには、何の悔いもなく「ありがとう」と言葉をかけることが出来ました。もちろん悲しいけれど、その犬と出会えた幸せを考えると自然と笑顔になれたんです。


高本 確かに老犬と呼ばれるとショックですよね。このプロジェクトでは、ネガティブなイメージが付きまとう老犬ではなく「シニアドッグ」と呼んでいきましょう。

シニアドッグとだからこそ楽しめる毎日

love-senior-dog_ootani1.jpg 大谷 シニアドッグと言われる子たちの目を見ていると、本当に純粋なんです。パピーの頃の目に近いけれど、パピーはどんどん自我が出てくるのに対して、シニアドッグはどんどん澄んでいくんです。

高本 目を見つめ続けてあげることが変化を楽しむことにも通じますね。

大谷 シニアドッグになると、本当に目が大きくなっていくんですよ、縦に大きくなっていくんです。そこからやさしい愛がいっぱい溢れてきて・・・本当にエンジェルアイ・天使の目だなと思います。

高本 そう考えると、犬を飼い続けることがもっと楽しくなりますね。シニアドッグだけの写真コンテストもやりましょう。

大谷 私は今パピーを飼っていますが、早くシニアドッグにならないかな?なんて思います。だってシニアドッグになると、見た目がかわいいだけじゃなく、何も言わなくても気持ちを分かってくれるような関係になれるんですよ。とにかく全てにおいて自分がこの子を守っていくんだという意識で接していれば、自然とそういう関係が築ける・・・本当にシニアドッグって素敵な存在なんです。
だからまだシニアドッグの飼い主さんじゃなくても、その入り口に立った時に、良い情報が得られるコミュニティの中にいることが大切だと思います。そうすることでシニアドッグとの暮らしを楽しめますから。

コミュニティの重要性

love-senior-dog_takamoto1.jpg 高本 ONE BRANDはマガジンもWEBも、エンターテインメントとエデュケーションの要素がどちらも必要だと考えています。シニアドッグになると世話も大変だけれど、楽しみながら行うことは大切ですよね。そういう情報をマガジンで発信しつつ、WEBの中では情報を分かち合うことが出来る場所をONE POINTの中にも用意しましたので、どんどん活用いただきたいです。

大谷 若い犬の飼い主さんたちが一緒にドッグランへ行ったりするように、シニアドッグの飼い主さん同士もグループを作って、1人で悩むことなく助け合いながら、楽しい介護を実現していくことが大切ですね。

高本 そうやって飼い主さんの意識を変えていくことは、ONE LOVEが目指す殺処分の減少にも繋がります。また、シニアドッグに関する情報や、シェアできる環境を求めている人はたくさんいるはずですから。そんな場を作っていくのは、メディアであるONE BRANDの役割だと思っています。いつかリアルに集えるような楽しいイベントも企画していきましょう。

大谷 そうですね。シニアドッグの介護は決してネガティブなことじゃなくて、愛する犬と本当に密な時間を過ごすことが出来るんだと考えて欲しいですね。そう考えると愛犬が歳をとることに対して前向きになれると思うんです。そんな私の経験も含めて、様々な情報をONE BRANDさんと一緒に発信していきたいです。

新しい文化を作りたい

高本 僕はお年寄りの方には、シニアドッグを飼うことをお勧めしたいと思っています。シニアドッグであれば運動量も少なくなってきますし、犬の寿命を考えても最期まで看取ることへの不安が子犬から飼うよりも少ないと思うので。

大谷 その通りですね。シニア同士のマッチングが一般的になるとお互いにとって良いですね。そのためにもシニアドッグの飼い方はもちろん、シニアドッグとの暮らしは楽しいということを知ってもらいたいですね。

高本 大谷さんの想いや経験を、ONE BRANDを通じて発信していきたいと思います。お年寄りの方にも、もちろん若い方にも、どんどんONE POINTのコミュニティに入ってもらいたいですね。新しいシニアドッグとの暮らし方や介護の考え方について、そういう文化を一緒に作っていきましょう。


【大谷さんが主宰する「一生一緒 LOVEシニアドッグ」コミュニティは、ONE POINT内で展開中です。】
プロフィール

DSC_1476.JPG 大谷香菜子 株式会社デザインエフ代表

イギリスで犬と暮らした経験をもとに1995年に日本発のドッグブランド『design f 』を立ち上げ、それまでにない斬新なデザイン性、機能性にこだわるドッググッズのデザイン、製作、販売を開始。数々のマスコミに取り上げられて話題になる。2004年より、犬の衣食住全般における、よりナチュラルで幸せなドッグライフの提案もスタート。中目黒にドッグケアサロン『design f +C』もオープン。最愛のDOGと出会った瞬間からお別れの瞬間まで、より幸せで楽しい犬との時間を追求、提案し続けています。昨年、最愛のエアデールテリアのエフが14歳で虹の橋を渡り、現在、ミニチュア・シュナウザーのファビと、エアデールテリアのエフィと暮らす。
designf http://www.designf.co.jp/

高本誠也 株式会社ONE BRAND.代表取締役社長

1970年、熊本市生まれ。1994年ニッポン放送に入社。営業局を経て、編成部において企画プロデューサーとして活躍。05年、退社。マス媒体では無く何かに特化した媒体を作りたいと思い、昔から大好きだった犬に特化し、その分野で世の中の役に立つ仕事をしようと『ONE BRAND』に関わる。