犬・わんこの生活用品通販・イベント情報やドッグトレーナーについて。ONELOVE

ペットのためのフリーマガジン。ONELOVE

トップ> ONE LOVE Noriyuki Makihara

ONE LOVE Noriyuki Makihara

スペシャルインタビュー 槇原敬之さん

%E3%83%9E%E3%83%83%E3%82%AD%E3%83%BC%E3%80%80TOP%EF%BC%92.jpg

いま自分にできることを、する

ONE BRAND
(以下、O.B.) 槇原さんは大の“イヌ好き”で有名ですが、捨てられていたイヌを拾って、いま育てていらっしゃるとか。

槇原 はい。いま、全部で7頭飼っていますが、そのうちの1頭は捨てられていたイヌ。犬種は……おそらくパグ。パグと他の犬種のMIXかもしれませんが。ご存じのように、ぼくはフレンチ・ブルドッグが大好き。その拾ってきたコも同じような“つぶれた顔”なので、6頭のフレンチブルたちとも仲良くやっています。

makihara01.jpg O.B. ONE LOVEプロジェクトは、最終的には「捨てられるイヌ」をゼロにしたい!という信念の下に活動しています。
イヌを捨てる人にもそれぞれの事情があるのでしょうが、もし、いまの日本の社会環境に理由があるなら、そこから考え直さないといけないのかなと。非常に大きなテーマなのですが。

槇原 じつは、この話を最初に聞いたとき「ああ、同じようなことを考えている人がいるんだな」と思ったんです。
この問題、命に関わるものだけに、たしかに重いテーマですよね。でも、ぼくはもう少しシンプルに考えているというか、とにかく「飼っちゃえ」と思って。
もちろん、社会の環境とか根本的な問題はあると思うけど、捨てられたイヌが目の前にいて、それを前にして自分が何をできるか。何もしないでいるより、とにかく何かをやろう、と。

O.B. アーティストとして、そういった想いを作品に込めて、メッセージを多くの方に伝えるということもあるのでしょうか?

槇原 うん。アーティストとしての創作活動も含めて、自分にできることをやろう、ということです。
まず言えるのは、こういった重大なテーマは、長いスパンで考えるべきだということ。長期戦だからこそ、アーティストだから創作だけしていればいいというのではなく、その瞬間その瞬間で、何かできることがあれば即、行動に移すべきだと思うんです。
もし、ぼくが大富豪なら、捨てられているイヌすべてを引き取って育てたいと思いますよ。でも、そういう問題ではないと思いますし。

makihara02.jpg
たしかに、捨て犬の問題は大きなテーマで、人間の社会の問題にも通じると思います。たとえば「自分の子どもさえ良ければ、よその子どもはどうでもいい」という親たち。そういうオトナの存在が捨て犬の問題にもつながっていると思う。じつは、いま飼っているイヌが道端に捨てられているのを見た瞬間、「これは神様に試されているんだ」と感じたんです。そして、大切なことは行動に移すことだと思った。

O.B. 実際に引き取って飼ってみて、感じることは?

槇原 じつは、最初は抵抗があったんですよ。自分は職業柄、ツアーに出て家を留守にすることも多いし、ちゃんと面倒をみられるだろうか、と。でもね、飼い始めてみると、やっぱり可愛い!それに、その子はほとんど何も教えなくてもトイレもできるし、全然ラクだった。うれしかったですね。「やっぱり神様はいる!」と思いました。「拾ってよかった〜」と思いましたもん。
ただ、短頭種のイヌは呼吸系のトラブルが多いので大変。いい病院を選ぶことが大切ですね。

O.B. 本当の愛情ですね。先程、「自分の子どものことしか考えない親」の話がありましたが、垣根を作って注ぐ愛が本当の愛かどうかと言う事ですね。

槇原 そう。捨て犬の問題も「自分のイヌ」、「よそのイヌ」という考え方をしているうちは解決しないと思います。

  daiana.jpg yakuruto.jpg  
 槇原さんの愛犬、「ダイアナ」(左)と「ヤクルト」(右) 


イヌといるから曲が書ける

O.B. 槇原さんのアーティストとしての活動に愛犬たちはどんな影響を与えていますか?

makihara03.jpg 槇原 コンサートで多くのお客さまから喝采を浴びているとき、ぼくはアーティストという仕事をしていてよかったな、という充実感を感じることがあります。また、その歓びが創作活動を続けていく上での大きな励みにもなる。
でも、それだけでは曲は書けないんです。ひとりの、ごく普通の人間としての感覚がないと、広い層に支持してもらえる曲は書けない。それは「生活感」と言い換えることもできるかもしれないけど、ぼくにとって、それを与えてくれるのがイヌたち。家に帰って、イヌたちのunchiを拾うことで「普通」に帰れるんです。アーティストとしてのスイッチがOFFになるからかなぁ。

O.B. 愛犬たちがアーティストの槇原さんを、人間「槇原敬之」に戻してくれるという感じですね?

槇原 最近はONとOFFの境界も曖昧ですけどね。スケジュールも“イヌありき”で組んでもらっていますし(笑)。
スタジオで録音するときもイヌを連れて行きます。録音って真剣勝負だから、ときに険悪なムードになるときもあるんですけど、そんなときにイヌがいると、ホッと場の空気が和むんですよ。

O.B. 最後に愛犬家の皆さんにメッセージをお願いします。

makihara04.jpg 槇原 イヌをファッションで飼うのか、それとも本当にパートナーとして飼うのか、僕らは常に問われているんじゃないかなと思います。いま既に飼っているから関係ないんじゃなくて、これからイヌを飼おうという人と同じように考えて欲しいですね。




Noriyuki MAKIHARA

1969
年、大阪府出身。90年デビュー。翌91年、3rdシングル『どんなときも。』がミリオンセラーとなり、NHK紅白歌合戦に初出場。フレンチ・ブルドッグをこよなく愛し現在、同犬種複数頭を含め計7頭の愛犬と暮らす。

公式サイト 
http://www.makiharanoriyuki.com/