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犬の行動学 Dog Behaviouringという考え方

イギリスのブルークロスに来て半年強、この仕事をずっとしていきたいと思える仕事に出逢えました。それは、「Animal Behaviouring」という仕事。そして、その中でも犬を専門とした「Dog Behaviourist」への強い思いを抱かせてくれました。

 
「Dog Behaviouristって何ですか?」日本では馴染みの無いこの単語に、犬の仕事をしていますと紹介した後、必ず聞かれる台詞になりました。ドッグトレーニングとの違いって何?そもそもビヘイビアリングって何?そこから説明していかなくてはなりません。

イギリスに来る以前から不思議だった「犬と人間の強い絆」。明らかに日本のそれとは違い、イギリス人は犬との生活を大いに楽しんでおり、また自慢できる犬に育てようという意欲があります。トレーニング施設・また方法論が成熟しているのか、それとも緑が多く公園に行き放題だからなのか。理由は様々あれ、一つ間違いなく言える事は「イギリス人は自分たちの犬を良く知っており、また常に身近に感じているのだ。」という事です。

 

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Dog Behaviouring=直訳すると「犬の行動学」になります。その仕事内容はシンプルに言うと「犬の行動を観察する」事です。Blue CrossでのDog Behaviouringは下記の様になります。

①保護団体に預けられた(または、捨てられた)動物達のケア方法を決めていく。
②保護団体から引き取られた動物達の新しい飼い主のケアを継続していく。
③その中で問題を抱えた動物達の行動を考察し、解決方法を見出していく。
④動物だけでなく、新しい飼い主の心をほぐし動物との活路を提供する。
⑤限られた時間・施設で過ごす動物達のマネジメントを行う。

Dog Behaviouringの概念で一番共感した点は、「飼い主(人間)がペット(犬)に対し、Win-Loseの関係でコントロールするのではなく、必ずwin-winの関係で『絆』を紡いでいく。」という事でした。ここは「動物愛護」という観点から見ても、また一般的なペットと飼い主という観点から見ても、今の日本における動物環境を取り巻く上で非常に斬新かつ必要とされているアイデアなのではないでしょうか?


%E7%8A%AC%E3%81%AE%E8%A1%8C%E5%8B%95%E5%AD%A6%EF%BC%92.jpg  しつけ・訓練といったイメージからペットをトレーニングし、実際に動物愛護の手にかかってしまう不幸な犬が日本にもたくさんいるはずです。又、残念ながら愛護団体に預けられた犬を真にケアできるのもこのDog Behaviouringあってこそだと言う事を体で理解する事ができました。

今まさに必要とされているDog Behaviouringという概念とDog Behaviouristという仕事。英国の第一線で活躍する彼らから多くを学べる事がどれ程貴重か、噛み締めながら残り少ないイギリス生活を満喫したいと思います。

次回は「英国人とペットの固い絆について」レポートしたいと思います。