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「犬と過ごす為の一工夫」 / 森 浩治

空間演出

私達は、犬と暮らす人のお宅に納品や、取材などで伺う多くの機会があります。
その中で、皆さんそれぞれ一工夫されていることなどがあります。


1719_topic.JPG 去年の年末ころに納品させていただいたプロダクション「type/mo」という、ケージ。
私がMさん宅へ納品に伺ったさきに待っていたのは、新築されたばかりの真っ白のお家。







1721_topic.JPG 写真でも見てわかる通り、大きな特徴は、リビング一面に貼り巡らされた石器タイルの床材にあります。
この建材は、玄関やアプローチや、洗面、浴室などで多く使われていますが、リビングに使う事により、私たちの暮らしを豊かにするメリットがたくさんあります。
お掃除などのメンテナンスのし易さはもちろん、石であっても床暖房なども問題なく設置できます。
石の熱伝導率は低く、石が温もるまでは時間は若干かかりますが、一度温もると、冷めにくくランニングコストを考えるととても魅力な建材と言えます。
もちろん、タイルを含め、無垢フ材フローリング、カーペット、コルク、畳などそれぞれのメリット&デメリットがありますが、犬と暮らすという点で、お互いに快適な住環境を作る参考になります。


1723_topic.JPG また、これはプランニング段階でのご提案になるかと思いますが、Mさん宅には、もう一つ
床面積に広がりを持たせる工夫がされていました。
ケージの設置場所をご覧いただくと分かると思いますが、収納家具が壁面の真ん中あたりにあります。
このケージは、新築される際、設計会社さんからあがってきている図面をもとにMさんからサイズのご指示をいただき、最初からこの場所に納める予定でケージの設計をしました。

通常、造り付けの家具というと、床から天場までを想像しますが、この位置に棚を設置することにより、床部分は、露出が増えます。
また普段使うことが少ない、上段部分を思いきって無くす事により、目線上の開放感を出していました。

最近では、商業施設などでも、あえて中段、中二階などの段差を作り、その下に入り込むように床面積を増やし、狭い空間でも上手に、立体感を演出し、実際の床面積を拡げているのを見かけます。
これは、私も非常に勉強させていただいた一例です。


プラス犬も。

今回、ご紹介させていただいたMさんはじめ、皆さんに共通して言える事があります。
まず、最初に皆さん決まって言えることは、新築などの場合、犬との暮らしを想定に入れたレイアウトや工夫を考えているという事。
それは、施主自身のアイデアだったり、建築家・設計士さんなどのアイデアだったり。
いずれにしても、犬のためのだけに...、という大掛かりなものではなく、違和感ないものがほとんどです。

1731_topic.jpg 私は、この執筆の際、オフィスに設けた犬も遊ぶことができる、天然芝のプレイスペースで、愛犬ビビー&アンジー(チワワ:オス メス)と一緒に、秋風を感じながら、ライティングを進めました。そんな、ちょっとしたスペースも、自分の為、プラス犬も。という感じで考えていくと、もうちょっとだけ長く秋風を楽しみたくなるものです。