ヘルス・スパンを長くするために
| およそ5世帯に1世帯の割合で犬を飼っていて、日本では15歳以下の子どもの数を犬が上回るようになりました。すっかり家族の一員として身近になった犬たち。ところが室内犬の急増にともなって、人間同様、運動不足の犬たちも増えているようです。そこで今回は、食事と運動のバランス面から、犬の健康管理について考えてみたいと思います。まずは、肥満が原因で糖尿病を発症させてしまったかもしれないとお悩みの、犬のファッションブランドを手がける岸野英子さんの愛犬の健康状態をチェック。客観的なデータから肥満度を探るために、体脂肪率を測定しました。その結果をもとに、ドッグトレーナーの川野悌子さん、犬と暮らす人のためのインテリアショップのオーナーである森浩治さんを交えて、犬のカラダとココロ、両面の健康サポート法について意見交換をしていただきましょう。 |
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| 健康管理における重要なテーマは、肥満です。人間同様、犬にとっても肥満がもたらす病気のリスクは高いもの。肥満の怖さは、体重や見た目では判断できないところにもあります。そこで、肥満度を客観的な数値で示す体脂肪率などが有効になってくるわけですが、近ごろは犬でも体脂肪の測定ができるようになりました。 ところが残念なことに、花王が開発した犬用の体脂肪計での測定結果によると、犬の約4分の1が肥満傾向にあることが明らかになったのです。内臓に脂肪がたまる“隠れ肥満”は、犬にも存在します。 そのような背景をふまえて、今回はまず、座談会参加者の犬の体脂肪率の測定から始めることに。 「糖尿病と判明してからダイエットをさせましたが、果たして成功しているのでしょうか?」と、岸野英子さんも愛犬マロ君(チワワ、オス、5歳)の体脂肪率測定を前に緊張気味でしたが、結果は体脂肪率23%と、未去勢のオスの標準レベル。運動を含めた健康管理には成功していたようです。 |
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| 岸野 うちのマロは糖尿病なので、体重の管理にはかなり気を遣っています。体重も、以前は2.3キロあったのを1.9キロまで落としたのですが、今日は体脂肪率という客観的な数値からも肥満ではないと知ってほっとしました。 川野 我が家の柴犬もマロくんと同じ5歳なんですが、3歳あたりから活動量が落ちてきている気がするんですよね。うちの葵の場合、4歳ごろまでは喜んでいたボール遊びにも最近は興味がなくなったし、運動欲求も減ってきたようなので、フードもそろそろ見直す時期なのかもしれません。
森 私のインテリアショップではフードも扱っていますが、ライフステージに合わせたフード選びは大切ですね。うちは1歳半と3歳のチワワが2頭いて、ドライフードをメインにしつつ生肉などを混ぜてあげています。ドライフードは総合栄養食なので、バランスよく栄養が摂取できる点がいいですね。でもパサパサした食感が、もともと野生犬の時代には生肉を食べていた彼らには物足りないかなぁ~なんて思ってしまうので(笑)、生肉を加えるというスタイルで定着しました。川野 なるほど~。うちのもう1頭は、家庭犬の柴犬とは全くタイプの違う犬なんです。ベルジアン・マリノアという大型のアスリートドッグ。アメリカの軍用犬の施設にいた犬で、今でもガードドッグのトレーニングをしているのですが、ワーキングドッグやアスリートドッグは運動量が多いので家庭犬に比べたらカロリーの消費量がそもそも多いんです。とくに運動のためにエネルギーを蓄えておいてほしいので、食べるという行為でムダなエネルギーを使われると困るんですよ。つまり、基礎代謝でエネルギーをあんまり消費されたくないので、1日1食だけ与えています。もちろん、家庭犬の柴犬は1日2食あげてますけど(笑)。
岸野 回数をわけて食事をしたほうが太りにくいって、人間のダイエットでもときどき話題にのぼりますものね。うちは典型的な家庭犬だし、肥満対策のためにも1日2食が理想なのでしょう。ちなみに、2型の糖尿病は肥満が原因のひとつだそうなので、肥満予防はやはり重要な課題です。カロリーを抑えるのではなく、食後の血糖値が上がりにくい「低GI値」のドッグフードがあるといいですよね。森 あとは、ドライフード自体に使われている肉も新鮮で、なおかつ生肉の含有量が多いと「飼い主の気持ち」としてはうれしいです(笑)。 岸野 そういうフードは食いつきがいいですよね。うちはインスリンの注射を毎日マロに打たなければならず、その前にしっかり食べさせる必要があるので「食いつき」もフード選びで重要なポイントです。 |
| 川野 最近ほんとうに食事をとおしての健康管理に気配りしている飼い主さんが増えたと、ドッグトレーナーとして実感しています。でも、運動による健康管理のほうは…。残念ながら気を遣っている方が少ないように感じています。「今日は寒いから一歩も外に出てないんです」とか「忙しくて最近お散歩に行けていません」とか。 森 えええ~っ! お散歩って、しつけの面からも大切なことですよね?
川野 はい。ムダ吠えの問題行動では、運動欲求が満たされないストレスで吠えているといったケースも見られます。お散歩などの運動をとおしたメンタル面の健康管理も、大切なこと。また、外の刺激に触れないで散歩の機会が少なかった犬は、早期の痴呆症の発症リスクが高いと思っています。だから、うちの柴犬も、私の日課である毎朝5キロのウォーキングに付き合ってもらっています。実は彼女、お散歩嫌いなんですけど。一同 (笑) 森 適度な運動は健康維持に効果的ですよね。なぜって、同じ量を食べても、筋肉のある人や犬のほうが燃焼しやすくて太りにくい。つまり、筋肉がつくと、基礎代謝が上がるのでエネルギーの消費量が増えますから。 川野 筋肉をつけるための方法として、マリノアのほうの愛犬の運動をご紹介しましょう。アスリートドッグであるマリノアには、歩くよりも速いけれども走ってはいないという運動をさせています。その速度をキープすることで、足腰に筋肉がついて股関節が鍛えられるんです。また、ダラダラと歩かせるのではなくて、ボール遊びでのダッシュなど俊発的な動きも筋肉をつけるのに有効ですね。 岸野 参考になります。それに、ダックスフンドはもともと猟犬ですし、チワワなどの小型の室内犬だからといって運動欲求がないわけではないですからね。私もお散歩に加えて週に1度はドッグランに連れて行きますが、川野さんのお話をうかがうと、なんだかマロも実は運動不足なんじゃないかと思えてきます。
森 うちは埼玉県の入間市という自然豊かなところなんで、目の前の公園に1日2回ほど散歩に出かけます。でも確かに、散歩の回数は多くても、歩くのがメインでたまに走ったりするだけでは筋肉をつけるまでいっていないかもしれないなぁ。岸野 今や8割を占めるまで増えた室内犬たちって、以前は多かった屋外飼育の犬に比べたら1日の運動量は確実に減っているはずです。その意味でも、さきほど話題に出した「低GI値」の太りにくいフードを選ぶことも大切だと感じますね。 森 ほんとうに。そういったフードを与えることで「病気」と、病気の温床になる「肥満」を予防したいものですね。 川野 それに効果的な「運動」を加えれば、愛犬のカラダはもちろんココロも健康になって、犬たちが幸せに暮らせることでしょう。 |
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「ヘルスラボ」は、花王がヘルスケアの分野での研究成果を活かし、健康油「エコナ」との共同開発から生まれたドッグフードです。体に脂肪がつきにくい脂質、ジアシルグリセロール配合だから、おいしさのもとである脂質はそのままに、しっかり食べても太りにくいので、 運動不足やエネルギー摂取過多になりがちな現代のワンちゃんに最適です。 「ヘルスラボ」は、素材の安全性をとても大切にしています。 主原料である鶏生肉は、CFIA(カナダ食品検査庁)が定めた人用の食品としての品質基準を満たしているので安心です。その他すべての原材料も事前に品質を確認し決められたメーカーからの供給のみに限定しています。 またすべての成分をパッケージに表示することで、素材の情報を正確にお客様へお伝えすることを心がけています。 「ヘルスラボ」は愛犬と飼い主さんのお互いの幸せを単に寿命が長くなるだけでなく、健康な状態でずっと暮らせること、と考えています。そのためには愛犬の 適正な体脂肪を維持することがとても大切です。体脂肪が必要以上に多いと、いろいろな疾病のリスクが高まると言われています。花王ではライフスパン(寿命)ではなく、ヘルススパン(健康な期間)の延長を目指し、定期的に体脂肪を測定できる病院の拡充に努めています。全国にあるお よそ7000件の動物病院のうち1100件で花王が開発した体脂肪測定計が使われています。 愛犬の体脂肪はお近くの動物病院で測定できます <体脂肪率測定病院リスト> http://www.kao.co.jp/healthlab/ahlist/index.html 愛犬の標準体重をご存知ない方は、こちらから <犬種別標準体重一覧> http://www.kao.co.jp/healthlab/syokuji/list.html
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